【ロンドン時事】24日の欧州市場では、取引終盤にスペイン国債10年物利回りが上昇(価格は下落)し、7.63%(前日終盤は7.5%前後)と、1999年のユーロ導入以降の最高水準を更新した。
スペイン・バレンシア自治州政府が前週末、中央政府に財政支援を要請する方針を示したことをきっかけに、自治州の財政悪化など同国財政をめぐる懸念が再燃。また、スペイン政府が欧州連合(EU)諸国に対する暫定的な支援要請を検討していると一部で報じられるなど、同国がEUなどに全面救済を仰ぐとの観測が強まっている。
同じく債務問題を抱えるイタリアの国債10年物利回りも6.6%台(前日終盤は6.3%台)に急上昇した。
また、南欧諸国の株価は急落。ロンドン時間午後4時40分現在、スペインIBEX指数は前日比3.58%安、イタリアMIB指数は2.71%安。
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